中小企業診断士 2次試験ファイナルペーパー 事例1
事例1に関して私が日頃から意識していたポイントをご紹介します。
もちろん本番試験前にも確認しました。
※特に大事なところは赤字
・組織文化の留意点に対しては、リーダーシップと情報共有
・動機づけ要因 衛生要因 待遇
・職務充実(裁量を拡大) 職務拡大(領域の幅を広げる)
・コンピテンシー評価
・組織戦略は組織構造なら専門化、権限委譲、統制範囲、命令一元化、権限責任一致
・組織文化なら共通目的、貢献意欲、コミュニケーション
・ノウハウの蓄積、社員登用制度
・人事戦略は茶化 採用、配置、報酬、育成、評価
・モラール低下
・分社化は権限と責任の明確化、専門化!!
・組織管理は組織のマイナスや課題への施策
・評価 透明性、納得性、公平性
・評価を浸透させるため、説明
・グループ内の活性化 コンフリクト
・潜在ニーズ
・部門別:専門特化した組織、社長負荷大・幹部育ちにくい
・事業部別:次世代幹部育つ、事業部同士の競合
・分散と統合のバランス
こちらもご参考にどうぞ
中小企業診断士 2次試験ファイナルペーパー 各事例共通
各事例に共通して、私が日頃から意識していたポイントをご紹介します。
もちろん本番試験前にも確認しました。
※特に大事なところは赤字
・問いに答えるための前提条件を必ず確認。経営レベル?組織レベル?など
・与件文を読むときは、解答に使えるキーワードを拾いながら読む
・「なぜならば」を必ず書く!!
・提案、助言は効果を必ず書く!!
・課題、問題点の違いを意識する
こちらもご参考にどうぞ
中小企業診断士2次試験 独学の勉強方法
中小企業診断士2次試験は独学で合格できます。
※私は2回目の2次試験で合格しましたが、独学でも一発合格は十分狙えます。
中小企業診断士2次試験の【独学】の勉強方法をご紹介します。
■独学勉強方法
【過去問を繰り返し解く】 以上
相手にする問題は過去問だけで十分です。
私の場合は、事例1~3は5年分、事例4は7年分をひたすら繰り返し解いていました。
※私がどのように自分の解答作成プロセス(解答の作り方・フレームワークなどの考え方)を確立していったか、その解答作成プロセスとはどのようなものかは改めてまとめます。
とはいっても、初めから過去問をバンバン解くことは難しいと思いますので、解答作成プロセスを学ぶための参考書は活用します。
私が活用した参考書は
・ふぞろいシリーズ
2017年版 中小企業診断士二次試験 ふぞろいな合格答案 エピソード10
※シリーズが多いのですべて紹介できません。
・中小企業診断士関連ブログ
です。
過去問を実際に解いた後、ふぞろいシリーズ(ふぞろいな合格答案や答案分析)を読んで、解答に使うキーワードや着眼点を学びます。
ふぞろいシリーズは、本当によくできていて、フレームの要素とフレーム内に入れるキーワードの要素を構造的に整理してくれています。
ふぞろい通りのフレームを作れるようになり、キーワードを与件から読み取ることができるようになれば、過去問を繰り返し解くサイクルに入っています。
また、ふぞろいシリーズ以外でも解答作成プロセスをわかりやすく紹介している方が多くいらっしゃって、私はそれを参考にしていました。特に「中小企業診断士試験 一発合格道場」の方々の記事は秀逸です。今度、改めて活用方法などをまとめます。
実力がついてくると自分と他人の解答作成プロセスの違いが分かるようになり、良いところを取り入れることができるようになります。
よく「過去問ばかり解いていると解答を覚えてしまって意味がない」とおっしゃる方がいます。
確かに解答だけ丸暗記ではいけませんが、【過去問の与件文から得るキーワード・解答作成プロセスは、本番の試験でもそのまま使える】のでキーワードおよび解答作成プロセスを暗記するまで勉強することは重要です。
過去問は、
・与件文や解答(キーワード)、解答作成プロセスを覚えるまで繰り返しやってください。
・「平成○○年の事例1第3問は平成△△年の事例1第2問と同じだな」と言えるようになるまで繰り返し解いてください。
・自分で毎回同じ解答が書けるようになるまで、読解力と表現力を定着させてください。
独学で合格を目指すと不安になり、ついつい寄り道したくなりますが
【過去問を繰り返し解く】ことが重要で、合格への一番の近道になります。
ご参考までに、私が利用していたHPをご紹介します。
・HP
⇒過去問の2次試験問題と解答用紙を印刷するために重宝していました。
⇒すでに紹介しましたが、解答作成プロセス以外にも良い情報があるので、定期的にのぞいてみてもいいかもしれません。
中小企業診断士2次試験結果まとめ 平成28年度(2016)・平成29年度(2017)
中小企業診断士再現答案事例4 平成29年(2017)
平成29年(2017)事例4の採点結果および再現答案をまとめます。
■採点結果
58点 Bランク
※参考:LEC講評フィードバックサービス Aランク
「LEC講評」
第3問の取替投資の問題での失点は悔やまれますが、その他の問題で手堅く得点できており、合格点が期待できます。本問を機に、取替投資の問題はマスターしてください。
■再現答案
第1問
設問1
売上総利益率 12.7 %
負債比率 403.14 %
売上債権回転率 9.95 回
設問2
特徴はコスト高及び設備投資により、収益性、安定性が悪いが、債権回収は良く、効率性は高い。
第2問
設問1 (百万円)
売上高 3,879
売上原価 3,310
売上総利益 569
販管費 270
営業利益 299
設問2
△109百万円
設問3
再来年度以降の予想営業利益 740
最低売電単価 15
第3問
設問1
第 X1 年度末における差額キャッシュフローの計算 |
各年度の差額キャッシュフロー |
||
項目 |
金額 |
|
金額 |
税引前利益の差額 |
70 |
第X1年度初め |
△160 |
税金支出の差額 |
3 |
第X1年度末 |
61 |
税引後利益の差額 |
28 |
第X2年度末 |
58 |
非現金支出項目の差額 |
△30 |
第X3年度末 |
58 |
第 X1 年度末における差額キャッシュフロー |
61 |
第X4年度末 |
58 |
第X5年度末 |
58 |
設問2
安全性 回収期間法 2.71年
収益性 NPV法 80.62百万円
判断 採用する
第4問
設問1
損益状況は、支払利息や工場閉鎖関連損失により、収益性が悪化している。
設問2
影響はD社から子会社の資産が移転され、D社の資産は削減される。
設問3
影響は①子会社に対し、経営的な支援が行えること、②責任の明確化により、子会社の経営状況が適切に評価できること。
■全体的な感想
事例4が終了した時点で不合格だと思いました。
それぐらいできませんでした・・・
(LECの講評を見たときは疑いましたが、同時に安心もしました)
自分で解答できたと思えるのは第1問、第2問設問1、第4問設問3ぐらいです。
他の問題は、とにかく書くしかないという思いで解答しました。
■その他再現答案
・平成28年 2次試験
・平成29年 2次試験(合格した年です)
(2018/01/27 平成29年度の得点を更新)
中小企業診断士再現答案事例3 平成29年(2017)
平成29年(2017)事例3の採点結果および再現答案をまとめます。
■採点結果
63点 Aランク
※参考:LEC講評フィードバックサービス Bランク
「LEC講評」
全体的にポイントを押さえられた解答になっています。第1問では生産統制全般について、第4問では経営戦略面をもう少し意識した解答が求められています。どの程度加算されるかが、勝敗の分かれ目になりそうです。第2問・第3問はポイント・表現ともによく書けています。
■再現答案
第1問
課題は作業者間の連携の強化である。これまで専任担当制で作業者間の連携が少なくてもの問題はなかったが、対応策として①作業の進捗や不備を共有する場を設ける、②作業の完了基準等の連携のルールを設定することで連携の効率性を高める。
第2問
課題は多能工化と作業の標準化である。対応策は担当外の機械操作技術を取得するため、担当外の機械を担当させる、担当者が保有する技術情報を標準化、マニュアル化することで、品質安定化、生産性向上を図り、余力を生み出す。
第3問
活用方法は特徴である精密加工の内容を伝えるため、CNC木工加工機の実演を動画等で配信し、顧客の注目を集める。社内対応策は、プログラムの作成方法及び提供、メンテナンス方法に関するQA集を作成し、問合せに迅速に対応することで、C社に対する評価を高める。
第4問
方策は、①製造工程の複雑化、作業量の増大を防ぐため、製品に使われる部品や加工内容などを共通化し、既存技術や人材を有効活用する、②問合せ件数の削減を図るため、プログラム作成方法、標準的なプログラム、メンテ方法をHP等で公開する。
■全体的な感想
うまく解答できなかった印象です。
特に第3問と第4問の切り分けがうまくできず、同じような内容になってしまった。
また、第1問も生産管理上の施策という観点がなく、解答が弱い・・
■その他再現答案
・平成28年 2次試験
・平成29年 2次試験(合格した年です)
(2018/01/27 平成29年度の得点を更新)
中小企業診断士再現答案事例2 平成29年(2017)
平成29年(2017)事例2の採点結果および再現答案をまとめます。
■採点結果
62点 Aランク
※参考:LEC講評フィードバックサービス Bランク
「LEC講評」
第4問のターゲット指定はいいですが、内容的に物足りなさを感じます。イベントや丁寧な説明は現状もやっていますよ?既存取り組みの延長ではない施策内容とすべきでしょう。
■再現答案
第1問
(a)強みは丁寧な接客と井戸端会議により顧客のニーズや好みを収集し、商品の販売につなげ、顧客との関係性を向上させていること。
(b)競合の大型スーパーは若年層が利用するものの、高品質な商品が少なく説明も十分でないため、B社の強みが差別化になる状況にある。
第2問
施策は①データベースから顧客の好みを分析し、品揃えを限定し、販売スペースを有効活用する、②重要顧客の住所を活用し、DM等を発送する、③DMや販売に使用する内容をデータベースの画像、文言を活用し、提案することで購買意欲を高める。
第3問
施策は地元建築企業と連携し介護用リフォームにあわせて、介護用寝具を販売すること(逆の場合もある)で、双方の販売機会増加を図る。また、顧客に対し、リフォームと寝具のトータル提案を行い、顧客の満足度を高め、売上拡大を図る。
第4問
人口構成比の高い30歳代の子育て世代の睡眠に対してこだわりを持つ方を対象とし、大型スーパーにはない高品質な商品を、イベントや丁寧な説明を行うことで、顧客との関係性を向上させながら、販売につなげ、売上拡大を図る。
■全体的な感想
結構失敗した解答が多かった印象です。
具体的には、以下の反省点があります。
・第1問の(a)に蓄積してきた情報を記載すべき
・第3問では、顧客「生涯」価値向上の施策が書けていなかった
※LEC講評では、第4問に改善点ありという指摘がありましたが、自身としては良い解答「誰に、何を、どうやって(会社の強み)、その効果」がかけたと思っています。
■その他再現答案
・平成28年 2次試験
・平成29年 2次試験(合格した年です)
(2018/01/27 平成29年度の得点を更新)