中小企業診断士再現答案事例1 平成29年(2017)
平成29年(2017)事例1の採点結果および再現答案をまとめます。
■採点結果
68点 Aランク
※参考:LEC講評フィードバックサービス Aランク
「LEC講評」
全体的に一貫した記述ができています。与件文を正確に引用しており、読みやすい文章となっています。
■再現答案
第1問
要因は①地元で認知度が高く、主要取引先から継続の要望を求められたこと、②A社社長が元X社員であったため、菓子工業組合が所有するX社の商標権を譲渡したこと、③県の支援で低利融資を受け入れたこと
第2問
特徴は①人手作業の製造工程を変更し、自動化することで効率性を高めたこと、②商品アイテムを主力商品だけに限定して、作業増大を防いだこと、③機能別組織により、専門性が高まり、人材の育成が早かったこと。
第3問
メリットは①HACCPの準拠と共に商品と同等の品質や食感を確保し、生産体制を拡大したこと、②地元企業と技術交流等の様々な連携を行うことで、組織の活性化やモラールの向上が図れること。
第4問
リスクは経営資源の分散である。新商品の開発のため、研究開発、販路拡大、生産力増強を行い、過剰投資になる可能性がある。既存技術、設備、人材を活用し、シナジーと発揮すべき。
第5問
組織的課題は部門の最適化、ノウハウの継承である。前者については、営業部門から配送管理と在庫管理を切り離し、営業力を強化、後者については、①熟練の作業者から技術を継承するため、OJTを実施する、②人材の採用を継続し、若い世代にノウハウを継承していくことで、組織を活性化する。
■全体的な感想
どの問題も与件文とのつながりを読み取ることができたため、解答に困ることはありませんでした。
ただ第3問だけは、与件文だけだと文字数が少なかったため、ありそうなことを記載しましたので、改善できそうです。
■その他再現答案
・平成28年 2次試験
・平成29年 2次試験(合格した年です)
(2018/01/27 平成29年度の得点を更新)