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ITストラテジストと中小企業診断士 難易度の比較(改めて)

一度、ITストラテジスト中小企業診断士の難易度を比較しておりますが、両試験を合格した段階で、改めて資格の難易度を比較したいと思います。

どちらを取得するか迷っている方がいると思いますのでご参考にしていただければと思います。(私もどちらを取得するか迷いました。)

 

※過去に難易度を比較した記事はこちら。

koumatsu.hatenablog.com

 

まずは私の実績です。

■受験経歴

ITストラテジスト

 平成27年度受験 ⇒ 合格

中小企業診断士

 平成28年度受験 ⇒ 1次試験合格 2次試験不合格

 平成29年度受験 ⇒ 2次試験合格

 

それでは、難易度比較です。

■総合的な難易度

・比較結果

 ITストラテジスト中小企業診断士

 ※中小企業診断士に一回落ちといて・・・という感じですが、正直なところです。

 

・理由

ITストラテジストの最大の関門である論文試験と中小企業診断士の最大の関門である筆記試験を比較するのが、一番適切だと感じています。

どちらも難しい試験かと思いますが、両試験を比較すると1点、大きく異なる点があります。

それは、「解答の自由度」です。

どういうことかというと

 

ITストラテジストの場合

論文の盛り込むべき要点が問題に記載されております。(中小企業診断士と同様)

その要点の中身は、自身の実務経験を基に表現する必要があり、何を書いても問題ありません。(自由度が高い)

簡単に言うと、自分の経験を表現することになります。

 

中小企業診断士

解答に盛り込むべき要点が問題に記載されております。(ITストと同様)

その要点の中身は、与件文(事例企業の状況)を引用して、忠実に表現する必要があります。(自由度が低い)

簡単に言うと、与件文を解釈し、表現することになります。

 

誤解を恐れず言い切ると、ITストラテジストは経験があれば、合格できます。一方、中小企業診断士は、解釈ができれば合格できます。

※文章表現力が合格圏内であることが前提です。

 

得意不得意がありますが、実務の経験がないと合格が難しいという点でITストが高難易度と感じております。

しかも、ここでいう実務経験はシステム開発の経験などではなく、戦略立案およびその実行の経験ですので、誰もが等しく経験できないという点でもITストが難しいと考えております。

 

(今後、違った側面から比較した結果を追記していきます。)

 

■難易度詳細

  ITスト午後Ⅱ > 中小企業2次試験 >>>

                中小企業1次試験 > ITスト午後Ⅰ

※今回ITストラテジストの午後Ⅰと中小企業診断士の1次試験について、言及していませんが・・・

 

(資格の更新について)

資格を更新するために満足しなければならない要件が、ITストラテジストにはなく、中小企業診断士にはあります。

中小企業診断士の方が資格を持ち続ける手間や費用がかかります。

今後、資格の更新についても情報発信できればと思います。