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中小企業診断士 2019年度理論政策更新研修(第5回)に参加(2019/7/13)

理論政策更新研修に参加してきたので感想をまとめておきます。

私は2019年度、初参加です。

 

■参加した2019年度理論政策更新研修(第5回)について

 ・開催日時:令和元年7月13日(土)

 ・開催地区:東京地区

 ・場所:国際ファッションセンター Hall

 ・時間、テーマ、講師(敬称略)

  13:00~14:30 新しい中小企業政策について

         ~中小企業強靱化法による防災関連施策~

         中小企業診断士 藤田 千晴

  14:45~17:30 中小企業の人材活用・育成支援

         中小企業診断士 伊能賢一 松井淳 高田直美 松尾正二郎

 

■当日の流れ

 ・入口で受講票を渡し、受付の方から指定された座席で待つ

  受講票は事前に各自で印刷、または郵送で受領します

  受講票は渡したまま戻ってきません

 ・所定の時間に講義開始

  第一部、第二部の間と第二部の中に休憩が設定され、

  研修時間が合計4時間になるように設定されています

 ・すべての講義終了後、修了証明書が配布されます

 以上

 

■感想

・全体

  ポイントが絞られており、わかりやすかった

 

・13:00~14:30 新しい中小企業政策について

        ~中小企業強靱化法による防災関連施策~

 防災関連施策の具体的な話が分かりやすくおもしろかったです。

  A4数枚の事業継続力強化計画書を作成し認定してもらうだけで、

 ご褒美があるのは良いですね。

 実際に委員として関与している方に講義してもらえたことで

 施策の具体的なイメージを感じることができたのかもしれません。

 

・14:45~17:30 中小企業の人材活用・育成支援

 人材活用、育成のプロセスや観点がパネルディスカッションなどで

 具体例を交えている点がよかったです。

 ただ、取り組みがうまくいった事例の紹介に偏っていたように思いますので

 失敗した事例もあると嬉しかったです。

 

今年度中にあと何回か参加できればと考えています。

中小企業診断士 理論政策更新研修(第19回)に参加(2018/10/28)

初めて理論政策更新研修に参加してきたので感想をまとめておきます。

 

■参加した理論政策更新研修(第19回)について

 ・開催日時:平成30年10月28日(日)

 ・開催地区:東京地区

 ・場所:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター

 ・時間、テーマ、講師(敬称略)

  13:00~14:30 新しい中小企業政策について

         中小企業診断士 内田 雅敏

  14:45~17:30 中小企業のIT利活用支援

         中小企業診断士 橋向 博昭 富田 良治

 

■当日の流れ

 ・入口で受講票を渡し、受付の方から指定された座席で待つ

  受講票は事前に各自で印刷、または郵送で受領します

 ・所定の時間に講義開始

  各講義終了後、質疑応答が5分程度設けられています

  休憩をはさみ、研修時間が合計4時間になるように設定されています

 ・すべての講義終了後、修了証明書が配布される

 以上

 

■感想

・全体評価

 初めて研修を受け、率直な感想は

 「興味深く、面白い」

 です。

 これが、6,000円(研修費用のみ)とは安いです。

 

・13:00~14:30 新しい中小企業政策について

 補助金(主に人事系)の活用事例を紹介されました。

 人事系の補助金も種類が豊富で適用範囲は広いと感じました。

 大変勉強になりましたが、少し知識よりの内容であったため、

 昼の時間だったので睡魔と格闘していました。

 

・14:45~17:30 中小企業のIT利活用支援

 中小企業のIT(IoT、AI、SNS)という切り口で、

 先生方の経験を交えた実例、各種情報の入手方法など

 勉強になることばかりです。

 特にSNSに関しては、

 (自分も興味がなかったこともあったのか)

 期待値を大きく上回りました。

 やっぱり実際に汗流して行動されている方々の話は身に沁みますね。

 

また、今年度中に1度は研修に参加したいと思います。

司法試験予備試験合格を目指して(まずは予備試験)

中小企業診断士合格後、無事、中小企業診断士の登録が完了しました。

中小企業診断士登録までの話は改めてまとめます。)

 

急ですが、次は、司法試験合格を目指していきます。

司法試験合格のためには、まずは予備試験合格です。

随時、状況はまとめていきます。

 

<資格を取得する理由>

周りの人から、資格を取得する理由を聞かれます。

資格を必要としない仕事をしているので、必要性を感じないのかもしれません。

また、家庭持ちなので時間がないと思われているのかもしれません。

 

私が資格を取得する理由は以下の2点です。

① 新しい領域を学ぶことが好き

② 純粋に勉強をしてもよいと思いますが、

  怠け者なので、期限がないと勉強しない

 

司法試験取得を目標としたのは今後の仕事も考えての選択ですが、

資格取得だけであれば、高尚な理由はなく、上記のような理由です。

中小企業診断士2次試験の問題の流れ(全体概要)

本日は「中小企業診断士2次試験の問題の流れ(全体概要)」についてご説明します。

どのような問題があるか(何を問われているか)の大きな流れを理解することが正確な解答作成につながります。

 

それでは早速説明していきます。

 

中小企業診断士試験2次試験の基本的な問題の流れは以下の通りです。

 

A.自社の強みや弱みに関する問題

B.競合や市場などの外部環境からとらえた成功要因や脅威に関する問題

C.弱みや脅威の整理(と提案)に関する問題(短期的な課題)

D.将来に向けた施策や提案に関する問題(長期的な課題)

 

簡単に言うと

A、Bは現状把握

C、Dは今後の対策検討

です。

 

言い切ってしまうと「現状を把握して、対策を提案しましょう」という流れです。

 

そして、A~Dに対して、

事例1であれば、組織で解決

事例2であれば、マーケティングで解決

事例3であれば、生産管理で解決

というように課題や提案とその効果が事例ごとに変わっています。

 

≪+αのポイント_事例2だけ仲間はずれ?≫

「事例1、事例3」と「事例2」は、現状を把握する視点が異なります。

全体的に言えば、

「現状を把握して、対策を提案しましょう」

という表現で違いはありません。

ただし、「現状を把握する」についての相違点を認識してください。

・事例1、3の現状

 =自社内の状況や他社や市場から影響される自社の状況などの内向きの視点

・事例2の現状

 =顧客の状況や市場環境変化の状況などの外向きの視点

 

※事例2はマーケティングなので、当たり前かもしれません。

 

 

簡単ですが、全体の流れは以上です。

次回は事例ごとの問題の流れを説明します。

中小企業診断士2次試験は誰にでも書けるようになる 私の解答プロセス

今回は、中小企業診断士2次試験における私の解答プロセスをご紹介します。

コツさえつかめば、中小企業診断士2次試験は怖くありません。

 

さて、いきなりですが、解答プロセスが確立していると合格に近づきます。

その理由は以下の通りです。

・解答作成のスピード改善

寄り道が少なくなり、80分以内で解答が作成できます。

 

・解答の品質改善

満足できる品質の解答が安定して作成できます。

(何も書けないとか大外しがなくなります)

 

ここでいう解答プロセスは、事例1~3に適用できるノウハウと認識してください。

 

■解答プロセス

解答プロセスは大きく分けて以下のような流れになります。

①解答に求められている要件を確認する

②与件文のキーワードを確認する

③各設問へのキーワード割振り

➃解答の構成を考える

⑤具体的な解答を作成する

 

それでは、各解答プロセスを説明します。

 

①解答に求められている要件を確認する

これが間違っていると致命的です。問われていることの理解が最も得点につながるといっても言い過ぎではありません。

 

基本的には、設問分を読んで、

強み・弱みなのか、

課題や問題なのか、

原因や対応策なのか

を確認します。

 

特に「前提条件」を正確に理解することは重要です。

主な前提条件は以下の通りです。

・「時間軸はどこにあるのか」

・「誰の視点なのか」

・「何の戦略についてか」

以上の内容を理解したうえで、②に進みます。

 

≪+αのアドバイス

私は、「強みは何?」と問われれば、解答は「強みは①~~、②~~である」と記載していました。

よく言われている手法ではありますが、ほんとに解答のずれが少なくなるのでお勧めです。

ただし、「○○を前提とした△△戦略は何?」と問われた場合、冗長的にならないように「戦略は~~で・・・」と短く書き出すようにしていました。

後述の➃に関連する部分ですので、詳細は➃をご確認ください。

 

②与件文のキーワードを確認する

与件文を読み、キーワードを拾っていきます。

解答のInputになる情報になるため、解答の品質に影響する部分です。

1つ注意しておきたい点としては、設問の要件にとらわれずに、ポイントとなるキーワードを拾っていくことです。

設問の要件にとらわれすぎると後続の作業で袋小路に入る可能性があります、

 

私の場合は、ポジティブな内容とネガティブな内容に分けて、キーワードを拾いました。

あまり細かく分類(SWOTとか5Fとか)するのも面倒だったので、+か!!-か!!とざっくり分けていました。

端的に説明すると、「過去の事実」と「今後の展望」におけるポジティブな内容とネガティブな内容です。

 

一例ではありますが、意識して拾うキーワードは以下の通りです。

・事例1

ポジティブな内容:

企業文化

熟練スタッフ

 

ネガティブな内容:

組織における機能の重複や肥大化

コンフリクトのため、組織改革が必要

高齢化により技術伝承が必要

 

・事例2

ポジティブな内容:

ブランド

特許

情報(ノウハウ)

協業できる地場の産業

 

ネガティブな内容:

海外メーカーなどの競合

人口や市場の変化(ポジティブな場合もあり)

 

・事例3

ポジティブな内容:

一貫生産体制

国内外から評価される高い技術力

ニーズをとらえる営業力

 

ネガティブな内容:

生産計画が固定

在庫多い

作業者によって作業内容が異なる

歩留り悪い

レイアウト無駄多い

ボトルネック

 

キーワードを嗅ぎ分けるには、少し慣れが必要です。

以下の参考書に着目するキーワードが記載されております。おすすめです。

2017年版 中小企業診断士試験2次試験合格者の頭の中にあった全知識

 

③各設問へのキーワード割振り

全体の整合性を整えるため、②で抽出したキーワードを設問に割振ります。

つまり、各設問における解答のポイントを決定します。

最初に全体的にバランスをとることで、キーワードの不必要な重複や漏れを排除することができます。

設問の要件が、「強み」であれば、②のポジティブな内容を割振ります。

 

慣れてくると、

設問1で「強み」を書いて、

設問2で「課題」を書いて、

最後の設問で、「強み」を考慮した「今後の展望」への対策を書いて・・・

と設問をストーリーのように捉えることができます。

 

≪+αのアドバイス

与件文のキーワードだけでは、対応策やそれによる効果に関する記述が不足している可能性が大です。

以下のふぞろいシリーズや各予備校が発表している過去問の解答例を確認して、この課題にはこの対応策と効果というようにセットにして覚えるとよいです。

2017年版 中小企業診断士二次試験 ふぞろいな合格答案 エピソード10

中小企業診断士2次試験 ふぞろいな答案分析3

 

一例ですが、私が各事例で書いていた効果を紹介します。

・事例1

対応策:

採用

配置

報酬

育成

評価

リーダーシップ

情報共有(トップダウン

 

効果 :

意欲向上

モラル向上

組織活性化

 

・事例2

対応策:

オフライン施策(イベント、チラシ、DM、口コミ、紹介制度)

 

効果 :

売上向上

顧客との関係性向上

固定客化

ブランド力向上

シナジー

 

・事例3

対応策:

多能工

ラインバランシング

段取り時間短縮(外段取り化)

作業標準化

マニュアル化

予知保全

ロットサイズ見直し

 

効果 :

納期短縮

品質向上

コスト削減

提案力向上

ノウハウの蓄積から新規開発

 

解答の構成を考える

キーワードや対応策、効果をつなげて、解答の構成を考えていきます。

設問で解答の構成が決まりますので、①でおおよその構成を考えるのも一つの手です。

解答の構成は、大きく分けると以下の2通りに分類されます。

A.箇条書きイメージ(強みや問題などの事実を解答してほしい場合)

B.対象となる問題とその対応策、効果を記述するストーリーイメージ(中小企業診断士として提案する場合)

 

具体的には、以下のようなイメージです。

A.箇条書きイメージ

△△は、①○○による○○、②○○を起因とした○○である。

 

B.ストーリーイメージ

○○を改善するため、~~をする。

~~することで、○○を改善し、~~を図る。

△△を目指すため、○○に取り組み、~~を実現する。

○○(誰々)に対して、○○(何々)を、○○(どのように)する。 

↑最後の構成は事例2の頻出パターンです。

 

※△は設問、○は与件、~~は知識を埋め込むイメージ

 

≪+αのアドバイス

事象だけ書くのではなく、その事象が発生する原因・理由を記載することで、高得点が狙えます。

例えば、事象:「在庫増加」だけではなく、原因を付加して「需要の変動による無駄な在庫増加」などにします。

原因・理由を丁寧に記述していくことで、解答の説得力が増し、高得点を獲得できます。

 

⑤具体的な解答を作成する

ここまで来たら、「てにをは」を意識して解答を作成するだけです。

簡潔な表現を心がけ、採点者に正確に伝わる解答を書きましょう。

 

≪+αのアドバイス

字の綺麗さについて言わせてください。

字は汚くても全く問題ありません。

私は、超がつくほど、字が汚いです。

綺麗な字を書ければ、それに越したことはありませんが、神経質にならずに、自分なりに丁寧に書けば十分です。

 

 

以上で、私の解答プロセスのご紹介を終わります。

 

次回は、各事例のよくある設問パターンに対して、今回紹介した解答プロセスを活用した具体的な解答作成方法をご紹介していきます。

長文でしたが、お読みいただきありがとうございました。

中小企業診断士2次試験 不合格から1年 何を変えて合格になったのか

私は2016年に中小企業診断士1次試験に合格、中小企業診断士2次試験(筆記試験)に不合格となりました。

自分なりの改善を行い、翌年2017年に再挑戦し、合格しました。

私が何を変えたのかをまとめておきたいと思います。

 

■各事例のざっくりした現状認識

・事例1

得意と感じており、60点以上取れる自信はありました。

・事例2

苦手・・・安定して点が取れないイメージです。

・事例3

得意も苦手もない。与件文を引用すれば、ある程度、何とかなる。

・事例4

得意な事例。標準的な問題であれば、高得点をとれる自信がありました。

 

■各事例の改善方針

・事例1

得意であるため、勉強時間は最低限に抑え、現状維持が目標。

・事例2

苦手改善のため、勉強時間を多くとる。目標点数は60点。

・事例3

大きく改善は期待しないため、勉強時間は少なくする。現状維持が目標。

・事例4

最重要事例と位置づけ、勉強時間を多くとる。事例4で100点とる気持ち!!

 

          勉強時間のイメージ

 

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■変えたこと(≒合格に必要なことだと思っています)

個別の解答を確認し、以下のように解答を変更しました。

・事例1

リーダーシップに関する施策や要因を記述していないことに気付いたため、解答に盛り込むことにしました。

ただ他の事例の勉強時間を減らさないように調整することのほうが重要と考えて勉強しておりました。

 

・事例2

抽象的な解答ができていないが大きな減点要因であると想定し、「具体的な解答」から「抽象的な解答」に変更しました。

 

簡単に言うと、視座をひとつ上げて解答を記述するように心がけました。

例を挙げると「具体的な製品名」ではなく、「どのような製品なのか」という解答で、イメージとしては、以下の通りです。

「具体的な解答」

基本調味料としてのしょうゆ

「抽象的な解答」

地元産の原材料を使い、伝統的な製法で作られた高品質な製品

平成28年の事例Ⅱの第1問を想定しています。

 

【注意点】

・与件文に忠実に

視座をあげるということは、自分で発想することではなく、解答に該当する与件文の共通項を抽出し、抽象化する(または抽象的なキーワードを拾う)ことです。

決して与件文から離れることはないように心がけていました。

 

・事例3

生産計画の記述が弱いと感じていたため、与件に生産管理が書かれていた場合、必ず解答に盛り込むように心がけました。大きな変更ではありません。

また、自身が製造業務の経験がないため、自由な発想はせず、与件に書かれていること以外は記述しないことを自分のルールとして、設定しました。

 

・事例4

過去問7年分を何度も解きました。

経営分析指標など用語や数式の意味を再確認し、関連する書籍も読みました。

具体的な変更点は以下の通りです。

-経営分析指標-

売上総利益率と売上高営業利益率は、どのような違いがあるのかを改めて確認して、適切な経営分析指標を記述できるようにしました。

 

私だけだと思いますが、ブランド力があると売上総利益率が高いというロジックが納得できていなかったため、この確認は中小企業診断士試験のロジック理解に役立ちました。

変更前は、利益の観点であれば、売上総利益率と売上高営業利益率のどっちを書いてもいいぐらいに考えていました。

※私は、ブランド力があると営業の必要がない=営業コストが低くなる=売上高営業利益率が高くなるというロジックで理解していました。一方、中小企業診断士試験では、ブランド力がある=付加価値が高い=売上総利益率が高いというロジックが適しています。売上高営業利益率を経営分析指標として用いる場合は、広告宣伝費がかからない、事務員が少なく管理コストが低いなどの特別な強みがあるときに記述するのが適当だと思います。

 

-数式の意味-

当たり前ですが、FCFと営業キャッシュフローの違いとそれぞれの意味、限界利益と貢献利益の違いを改めて確認しました

 

以上が変更点です。

ITストラテジストと中小企業診断士 難易度の比較(改めて)

一度、ITストラテジスト中小企業診断士の難易度を比較しておりますが、両試験を合格した段階で、改めて資格の難易度を比較したいと思います。

どちらを取得するか迷っている方がいると思いますのでご参考にしていただければと思います。(私もどちらを取得するか迷いました。)

 

※過去に難易度を比較した記事はこちら。

koumatsu.hatenablog.com

 

まずは私の実績です。

■受験経歴

ITストラテジスト

 平成27年度受験 ⇒ 合格

中小企業診断士

 平成28年度受験 ⇒ 1次試験合格 2次試験不合格

 平成29年度受験 ⇒ 2次試験合格

 

それでは、難易度比較です。

■総合的な難易度

・比較結果

 ITストラテジスト中小企業診断士

 ※中小企業診断士に一回落ちといて・・・という感じですが、正直なところです。

 

・理由

ITストラテジストの最大の関門である論文試験と中小企業診断士の最大の関門である筆記試験を比較するのが、一番適切だと感じています。

どちらも難しい試験かと思いますが、両試験を比較すると1点、大きく異なる点があります。

それは、「解答の自由度」です。

どういうことかというと

 

ITストラテジストの場合

論文の盛り込むべき要点が問題に記載されております。(中小企業診断士と同様)

その要点の中身は、自身の実務経験を基に表現する必要があり、何を書いても問題ありません。(自由度が高い)

簡単に言うと、自分の経験を表現することになります。

 

中小企業診断士

解答に盛り込むべき要点が問題に記載されております。(ITストと同様)

その要点の中身は、与件文(事例企業の状況)を引用して、忠実に表現する必要があります。(自由度が低い)

簡単に言うと、与件文を解釈し、表現することになります。

 

誤解を恐れず言い切ると、ITストラテジストは経験があれば、合格できます。一方、中小企業診断士は、解釈ができれば合格できます。

※文章表現力が合格圏内であることが前提です。

 

得意不得意がありますが、実務の経験がないと合格が難しいという点でITストが高難易度と感じております。

しかも、ここでいう実務経験はシステム開発の経験などではなく、戦略立案およびその実行の経験ですので、誰もが等しく経験できないという点でもITストが難しいと考えております。

 

(今後、違った側面から比較した結果を追記していきます。)

 

■難易度詳細

  ITスト午後Ⅱ > 中小企業2次試験 >>>

                中小企業1次試験 > ITスト午後Ⅰ

※今回ITストラテジストの午後Ⅰと中小企業診断士の1次試験について、言及していませんが・・・

 

(資格の更新について)

資格を更新するために満足しなければならない要件が、ITストラテジストにはなく、中小企業診断士にはあります。

中小企業診断士の方が資格を持ち続ける手間や費用がかかります。

今後、資格の更新についても情報発信できればと思います。